胡貌梵相考―禅月羅漢を中心に―
文部省昭和62~63年度科学研究費補助金(総合研究A)代表者:新田博衛研究成果報告書『身体性の記号化としての藝術』
pp.94-110.
研究分担は、中村興二・五十嵐節子・米沢有恒・岸 文和・加藤哲弘・梅原賢一郎・岡田温司・北村清彦・中村俊春。
唐末五代の禅月大師貫休が描いた十六羅漢の奇怪な相貌が「胡貌梵相」と呼ばれることに着目、その成立過程を造形面および背景から考察し、西方文化と中国の伝統文化の対立・習合の様相を探る。