日本のアニメーション、アート、そして美術文化
跡見学園女子大学文学部紀要第44号
pp.27ー42
杉本昌裕
2010年前後の日本のアニメーション、アート、そして美術文化について論述したものである。この間筆者は美術を守り育てる場、つくる場、広める場を経験し、それぞれの立場から日本の美術について考察し、客観的で実証的な研究を進められた。また、自分自身が西洋と日本の両側から様々な事象に対応できる力を身に付けてきたこと、美術と工芸・伝統と現代・作家と研究者・教員と教育行政などの両面で活動してきたことを生かし、美術の今後の在り方や方向性を明らかにした。