本展は、京都精華大学で教職活動を始めた2019年からの作品を展示したものである。特に、コロナ禍の2020年以降の作品を多く展示している。この間の研究テーマは「生活を楽しくする造形活動」と、継続研究テーマ「つくること・飾ること考えた制作活動」である。本展のために、50点近くの作品を制作したが、額を含め飾ることを考えた展示に工夫するため10点以上を発表せず、また、直前に額を付け替えたり・加工し直したりして、33点を精選した展示とした。その結果、全て異なるオリジナル額に入れ、四壁面を「動物たちの小品」「二つ都・京都と東京」「人物」「今後の方向性を踏まえた作品」に構成した。
さらに、本展を東京でも開催することになり、東京展は2022年8月に日本美術家連盟の「美術家のための支援事業に決まり、2023年5月に開催する。個展名は京都と東京の二つの都市で開催できることで付けた。展覧会の記録集も2023年の東京展では公開する予定である。