ロトチェンコの空間構成の研究
大阪人間科学大学紀要 第8号
129-138
ロシア構成主義の代表的なデザイナーであるA.ロトチェンコを採り上げ、彼独自の抽象彫刻について考察を試みた。これらの抽象彫刻は、二次元から三次元への展開を数学的表象で表現している。そこでは普遍的法則、空間における形と、その形を構成する要素の組織化の法則が探求されていたことを明らかにした。