A・ロトチェンコのキオスクと“白の彫刻”について
意匠学会大会
大阪大学豊中キャンパス
ロシア構成主義は,ヴァイマル・バウハウスのデザイン教育や戦後の抽象彫刻の展開に影響を与えた芸術運動として,高く評価されてきた。本論では、A.ロトチェンコの抽象彫刻「空間構成(Spatial Constructions) 」の変遷を考察し、さらに建築計画「キオスク」の事例と比較し、抽象彫刻の変遷が彼自身の建築との関わりに大きく影響を受けている事を明らかにした。