『ヴェル・サクルム』の書物芸術について
意匠学会例会
京都女子大学
ウィーン分離派は、幾何学的装飾を特徴とする工芸運動であり、近代性と19世紀的様式を併せ持ったデザイン運動である。このウィーン分離派の機関誌『ヴェル・サクルム』を取り上げ、技術面から分析し、まだ成熟していない写真製版と網版による多色刷り印刷の状況を具体的に検証した。