戦後日本の学歴社会、効率主義は結局私たちになにをもたらしたのか。消費文化とは、必ずしも豊かさ、幸福感だけに結びつくものではなく、消尽や破壊の欲望とも結びついたものである。美学研究者、建築評論家、心理療法家、精神科医等との研究会に参加し、発表したもの。
「ブランディング戦略とアイデンティティ―グローバリゼーションが日本にもたらしたもの―」。
戦後の日本のデザインを歴史的に検証した上で、ブランディング戦略と今日呼ばれる経営戦略が優先される現在の製品デザインが、どの時点からどのようにして現れたのか、そして現在、どのような戦略が注目されているのかについて、デザインの視点から概説した。